秩父分会in唐桑

ユンボ免許取得後の初乗り 

 今回の作業は、稲村浜にて打ち上げられた漂流物の掃除、漁火パーク遊歩道の草刈りでした。

春らしい暖かな天気で、動いていると汗が出て浜風が気持ちの良い素晴らしいコンディションの中ひのきしんをさせて頂きました。

 稲村浜では、打ち上げられた発砲スチロールや海藻類、そして一番多かったのは、どうやら気仙川から流れ出た葦(篳篥のリードになるやつです)が大量に漂着。これらを熊手等で集めて、ユンボでトラックに積み込む作業でした。ちょうど3月末に教区で行われたユンボ講習会に参加して免許を頂いたばかりの会員さんがいたので、大活躍でした。


 
 また漁火パークでは、遊歩道脇の笹等を鎌で刈っていく作業で、半日程しか作業出来ませんでしたが、漁火パークから見る、海岸線の景色は格別でした。

いつも綺麗にしてもらって…

 草刈りの合間に、一人の御婦人さんとお話をする機会がありました。その方は、漁火パークにある仮設住宅に住んでおられる方で、あいさつをすると「天理教の人かい?」と話しかけてくれ、「いつも綺麗にしてもらって・・・」、「遠くから来て、ボランティアしてくれてるのだよね〜ありがとね〜」など感謝の言葉をかけて頂きました。

 震災復興のひのきしんは、瓦礫の撤去や家屋の解体、浜の清掃等々、様々な形で、沢山の方々が復興に携わってきました。震災から一年が経ち、町の様子もずいぶん変化してきました。同時に人の心も変化してきたのではないかと思います。今回出れたものであることは間違いありません。今まで勤めた真実はきっと唐桑の人々に、また神様も十分に受け取って下さっている事と思います。まだまだ、復興には時間がかかることと思います。

 ひのきしんの内容も当初に比べると変化し、瓦礫撤去や解体などの派手なものは今はないですが、震災当初の「どうでも」と駆け付けた時の気持ちを改めて思い返して初心に帰り、どんな現場も喜んで勤めさせ頂き、少しでも復興の一助になれたらと思います。
                         by工事