茨城・鬼怒川水害ひのきしん

埼玉教区災害救援ひのきしん隊は、9月19日〜21日にかけて、豪雨災害によって被害を受けた茨城県常総市にある玉幼稚園と玉小学校へ復旧支援活動ひのきしんに出動しました。

台風18号の豪雨により10日早朝より鬼怒川の数ヶ所で越水や堤防からの漏水が発生し、今回の復旧作業現場となった玉幼稚園と併設する玉小学校でも、床上浸水し大量の泥、砂などが教室内に入り込み大変な惨事となりました。


宿営地は3年前の竜巻被害の時にお世話になりました、つくば市の「大砂田園都市センター」


重機で玉小学校校庭に溜まった汚泥の掻き出し


玉幼稚園では、1次隊(神奈川教区隊)に続いての作業で、教室内の汚泥を高圧洗浄機で洗い流し、拭き取る作業を綺麗になるまで繰り返し行い、その後消毒液を散布しました。


机などの備品、遊具などもまた、この作業を繰り返しました。


園庭では重機を使い、汚泥をダンプで集積所に廃棄しに行き、細かい場所は手作業で汚泥を運び出しました。

玉幼稚園の園長先生は、『幼稚園の悲惨な姿を見て、職員一同この先どうなるのだろうと憔悴し切って、暗い気持ちで毎日作業をしていました。そんな時に災救隊の方が来てくれて、もくもくと作業をして下さる。毎日どんどん園が綺麗になって、職員の顔がどんどん明るくなるんです。また、災救隊員の方は「先生方は毎日の作業で疲れていますから、ここに座ってゆっくり休んで、やってほしいことだけ指示して下さい。先生方が休んでいても、私たちはけしてサボってるなんて誰も思いませんから、気にしないで大丈夫ですよ。」と優しく言ってくれたんです。本当に涙が出るほど嬉しかったです。ありがとうございました。』と仰って下さいました。 
作業をすることは言うまでもなく大切ですが、まずは「駆けつけて、被災された方の心に寄り添わせて頂く気持ち」それが一番大切なことだと改めて感じさせて頂きました。